他力が許せなかった自分~過去の記憶~
詳しくは書きませんが、わたしは過去、一般的に「どんなに努力しても実現できるかどうかは全くわからない」というような「夢」を実現させたことがあります。
そのためか、自分の運に関しては結構自信があったりします(笑)
ただ、その当時のわたしの内側からは「まったく手ごたえがない」「ただむちゃくちゃ運がよかっただけだな」というネガティブな感情が湧き上がってきました。
つまり、私自身が「自力」を愛しており、因果関係が明確な事象でない限り受け入れることができなかったのです。
「あれだけの努力をしたのだから、こうなったのは当然だ」というようなものを求めていたのだと思います。
ただ、思い返してみてもあれはまさに「引き寄せの法則が発動した」と思える位、「嘘みたいに簡単に成功した」事例だと思います。
問題なのは、あまりにも「サクッと」行き過ぎたということ。
予定としては、もう少し試行錯誤の末到達するべき状態だったため、そのあまりのあっさり加減に肩透かしを食らったようになってしまったのだと思います。
かっこつけ野郎だった当時のわたしは、「こんなんでは自分がダメになってしまう」と感じ、あっさりとその手に入れたものを自ら捨て去ってしまいました。
とんだ「自我野郎」です。
今の自分だったら「いえーいラッキー!」と素直に受け取り、その時間を楽しむことでしょう。
願望の実現、というものは時として、「努力」とか「才能」などまったく無関係に起こります。
その時、それを素直に受け取れるかどうか。
大切なことはそこかなと。
人によるとは思いますが、「おれの力で成し遂げたんだ!」と実感したいタイプは、たとえ強運に恵まれ、願望が実現したとしても素直には喜べないのです。
そんな自分でいるかぎり、やはり人生は「苦難に満ちたドラマ」であり続けるのだと思います。